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2025 年 12 月 13 日 のアーカイブ

職人魂の作りてに触れる

ヘアサロン Yoshizawa

店長です。

師走ですね。

クリスマスももうすぐ。

2025 令和7年も終わり、
2026 令和8年が始まります。

新年前の髪のカットお手入れは、ご予約済みですか?

集中すると、予約が取れなくなりますよ。

さて、今回のブログです。

現代はネットで何でも買える時代です。

人には合わずに、触れず、話さず、
活字を読んで、写真を見て買い物ができる時代です。

お店に入って会話を一切しないまま、買い物や食事、会計まで出来てしまう。
そんな無人の商売で感じる事と・・・

売る人、作った人と、
直接逢って、観て聴いて、納得したり、感動したりしてお金を払う、
そこで感じる事は違うと思うんです。

我々接客業は、特にその事を強く感じる事が多いと思います。

アナログな人間です。

三条の金物の街を回って来ました。

忙しさに備えて、鋏のメンテナンスへ
メーカーへハサミを研ぎをお願いに行って来ました。

新潟県三条市は全国、世界に誇る金物の街、
沢山の工場、メーカーが有り、
三条の理美容鋏の多くメーカーが有ります。

海外にも多く輸出されていて、その出来栄えも人気もトップレベルでしょう。

俺のお気に入り、

コスモスミス

https://www.cosmo-smith.co.jp

様々な鋏を使いました。

私で三代目の理容ヨシザワ、
創業85年、
創業者の爺さんの時代から、道具も進化しています。

作るハサミ屋さんも、もっと良い物を!

その職人魂にほれ込んで、
このコスモスミスさんに、
私の現役人生のハサミをこのメーカーに託します!

栗林社長との約束より早めに着いたので、
ご厚意により工場とショウルーム見学。

古い物から、最新もの物まで、

関連会社にはハサミだけではなく、
沢山の鋼鉄を手掛けています。

刃物好きな俺としては、
ナイフや包丁など見せられると欲しくなっちゃいますね。

又、新商品を試し切り。

このメーカーでは日本刀の技術を鋏に取り入れた、
刀の波紋ダマスカスを使ったハサミを多く作っています。

中越地方と言えば、田中角栄、
事務所での栗林社長のハサミの説明には、
その作りのこだわりが凄すぎて、
使うだけの我々ではついていけない話が多く、
そこまで考えるのか?
と思い、又関心。

ここに私の修行先の師匠、松永さんとの写真。

「ハサミメーカー創業後、上手く軌道に乗ったのは松永さんのお陰、
恩人なんです!」と、話していました。

運命でしょうか?

師匠を挟んで繋がっています。

ハサミ職人でもある社長は車好きでも有り、
日本の名車、トヨタ2000GT好きで、
実車スケールダウンのエンジン模型を組み上げたと、
ピストン、クランクが動き爆発までリアルに指導!

さすが職人!

ザっと十丁のハサミを研ぎ仕上げてもらいました。

切れ味、

凄い!

完璧!

年末はいい仕事が出来ます。

二軒目は、

鋏でも、植木の剪定ハサミを探しに。

店の周りの植木を年に数回手入れしなくてはいけません。

先代の父親が残していた剪定ハサミが凄く切れた。
仕事の道具も、趣味の道具も、なんでもとことん凝っていた父でしたからでしょう。

植木の剪定しながら、ちょっと置いて目を離したら、
無くなっていました。

今は箱だけが残っていて。

伝統を、後継ぎ。

自分も、ちょっと良い物を使わないと納得いきません。

そこで探して見つけた刃物メーカーは、
コスモスミスさんの近くにありました。

外山刃物

https://www.toyamahamono.com/

ネットでも買えますが、種類も多くて、
素人が見てどれが良いのか?
分かりません?

ここも生産から販売を一緒にやっているメーカーなので、
店舗を訪ねて、観ながら説明を聞きたい、アナログ人間です。

素材はステンレス、鋼とモデルによって切れ味も違うそうです。

持ち手の形も素材も様々で、それぞれに特徴を聞きました。

良いなあ。

素人の俺なんかが持っても、オーバースペックでしょうけど。

趣味なんて贅沢が楽しい(^^♪

カッコイイです!

買っちゃった。

鋼のプロ仕様で良く切れます。

素晴らしい。

冬が終わり、新芽の伸びる春が楽しみです。

三件目は調理器具を求めて。

五年以上愛用の鋳物のフライパンです。

IHコンロの我が家のキッチン、

安い、薄いフライパンでは、強火にすると底がしなって湾曲して、
伝導率が落ちて料理がしずらい。

この厚い鋳物のフライパンは、丈夫で良かった!

しかし、キッチン台から落としたら折れました。

買いなおそうか?

それとも、溶接しちゃえば使えるか?

素人の考えですが、メーカーに問い合わせて見ました。

ユニロイ

https://www.unilloy.com/

メーカーのキャッチフレーズは
「毎日使って、一生使える」

この写真を見せて、聞いたら、
是非実物を見せて欲しいと。

三条を回るこの機会に、持って行きました。

工場の横にある小さなショップ。

中には拘りの商品がずらっと!

同じ物も売っていました。

他の商品も、説明を聞くと素晴らしい。

どうせ買い替えるなら、詳しく聞いてお薦めの物を選んで欲しい。

製作の職人さんでしょうか?
使い込んで、焦げたフライパンを見て、
使い方と手入れ法を丁寧に教えてくれました。

なるほど!
素晴らしい!

「うちの商品は丈夫なんです。
キッチン台の高さから落として折れるなんて、
そんな弱くてはいけない!
これは欠陥品です。
同じ新品を持って行ってください。
交換させて頂きます!」

えっ!

そんなつもりで、来た訳じゃ在りません。

長年使ったんですから、ちゃんとお金を払って買い替えます。

「一生使える商品です。
この壊れた物を引き取るので、
新しい物を持って行って下さい」

グリップの色違いです。

UNILLOYに惚れました!

ここに並ぶ、鍋にキャンプ用品などもっと欲しくなる。

三条はこうした職人の維持と拘りが街を立派にしています。

使う人が喜んで使うために、何をしたらいいのか?

「あなたの予測を上回る!」

そして喜ばれる!

人と人の繋がりはこうして信頼に代わり、深くなる。

私もそうした仕事をしていきます。

師走、年の暮れに、いい勉強になりました。

店長 KIYOSHI

(2025 年 12 月 13 日 土曜日)

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