店長です。
今回は二つの勉強になった話です。
気が付けば、師走です。
この時期には結婚記念日を迎えます。
二十六年まで、毎年結婚記念日が過ぎるまで忘れてましたが、
ここ数年間は夫婦で祝います。
今年は二十九年目です。
早いもんです。
そらぁ、どこの家庭でも様々な事が有りますよね。
そんなこんなを労り合う日ですかね。
コロナ過、仕事、家庭、介護、
俺が言うのも何ですが・・・
感謝に着きます。
で、今年どうする?と、相談していたら友人から、
「こんな時期だから、遠くの県外より近くの温泉で、オススメ有るよ!」
と、声をもらって行って来ました。
当日です。
先ずは寄り道ランチに、蕎麦屋に行きます。
やまと茶屋、
人里離れた山の中のにポツンとある蕎麦屋で、
何度も行ってますが、人気有りすぎて一時間以上待つこの店ですが、
緒事情で年内で閉店と聞き、最後に来ました。
山奥すぎるほどの田舎の小さな田畑の間に、
古い古民家な店が、これも味を持ってます。
周りには他に何の店も有りません。
農家以外にする事無いだろう家と、
廃墟になった空き家以外は何もない村です。
この店の人以外、地元の人は見たことが有りません。
そんな山奥に、並ぶほどお客様が来る繁盛店です。
十一時の開店30分前でもすでに、待ち客でいっぱいでした。
ホントに辞めるんだ、もったいないなあ。
しかもコロナ過か?
限定制限五十食。
到着、入店して注文、順番に出して頂き、最後の蕎麦です。
いつもは店内で手打ちしてる親父さんも、今日は腰に痛々しいコルセットで、
今日の分全部打ち終わったのか、
今日は茹で、揚げ、配膳とばたばたでした。
勤めを定年退職後に趣味の蕎麦打ちから始めたら、大繁盛!
しかしもう歳で、体力の限界で閉めると聞きました。
満席のお客様はみんなファンの常連様ですね。
美味いなあ。
お会計で帰るお客様の多くが、労いの声をかけてました。
開店から一時間後、12時には売り切れ。
五十食、そらあそうだなあ。
「大将!お疲れ様です!ありがとう!」
と、声をかけて店をでました。
宿、月岡温泉へむかいます。
月岡温泉、摩周
https://www.masyuu.co.jp/
月岡なんて近すぎて、泊まる機会が少ないし、
摩周は知りませんでしたし、
周りの人たちに話すと、皆さん高評価なご意見。
これは記念日に勉強かねて、たまにはね。
いつもは通過するだけの寂れた温泉街に、早めに行ってのんびり散策。
新潟で温泉と言えば、月岡ですが、
全国各地と同じく、寂びれた街並みですが、
歩いて観るとこんなのも有るんだな。
ここが温泉の源、発祥の地。
ご縁をつなぐ縁起物だそうで、信じる者は救われるでしょう。
昔から有るのか、街の新たな客策か、
新潟で温泉と言えば、月岡です。
廃墟化した建物や、売り看板の建物がやたらと有ります。
地域活性、工夫を凝らしてこの地に商売反映の努力をする所も感じられますが、
観光客はやっぱり減ってるんだろうなあ・・・
良い湯が有る街、新潟県の看板温泉ですから頑張ってほしいです。
そんな温泉街の真ん中で、新たなスッポットも生まれます。
「TSUKIOKA BREWERY(月岡ブルワリー)」
https://www.alwayslovebeer.com/tsukioka-brewery-2020/
新潟の食が楽しめる醸造所併設のビアキッチン「キッチンGeppo」を、月岡温泉街でオープン。
人と人が繋がる、がテーマだそうで、
やはりご縁繋がりですね。
ぶらり散策コースにバッチリじゃないですか!
バイク、ドライブで来たら飲めませんでしたからね。
これは上手い地ビールです。
ゆっくりと日が落ちて、気温が下がって来ましたので今夜の宿、摩周へ。
館内は広々として、モダンなロビーに日本庭園。
人込み混雑も起きないよう配慮された接客に関心しました。
部屋に案内されて、さっそく浴衣に着替えて、大浴場へ。
大きな内風呂一つと、露天風呂が二つ、
月岡温泉は硫黄濃度が高く、硫黄の匂いがどこでもします。
三密も全く無くて、ほぼ貸し切り状態の男湯で、最高ですね。
ゆっくり過ぎるほどあったまって、夕食はコースメニューです。
なんと!
記念日記念のサラダ花束に!
さすが、粋な計らいの摩周!
帰りには、「結婚記念日、おめでとうございます。」と声を頂きました。
数々の受賞歴です。
評判良いわけですね。
検温、消毒もされていて、
並ぶことも無く、滞在中に廊下で他人とすれ違うことはほぼありませんでした。
食事も夫婦席が斜め対面の個室、
注文はスマートホンから電波で行い、
スタッフとは必要以上に会うことはありませんでした。
レジャーのコーナーなど一切無く、
売店も質素な感じがオシャレで、
静かに空間と癒しを楽しむ大人のホテルですね。
人口の少ない山奥の蕎麦屋と、
紹介したくなる気配り上手な温泉ホテル、
どちらも田舎で立地条件は良くなくても、成功させる為の努力カギが有ります。
街、都会とは違う方法で評判を人伝えに繁盛させているこの二軒は、考えさせられました。
そして、俺からも皆さんに紹介します。
恩送りですね。
蕎麦屋は大分沢山紹介したのに、もう食べれませんが・・・
結婚二十九周年にいい勉強をさせてもらいました。
来年は三十週年、真珠婚式だそうです。
何しよう?
コロナ感染症は収束していますかね・・・
店長 KIYOSHI