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2013 年 11 月 7 日 のアーカイブ

弾丸RUN~被災地を訪ねて~

店長です。

今年最後のツーリングです。

2013弾丸RUNファイナルは、被災地を訪ねてみようとまとまりました。

震災から二年以上。
父が亡くなる最後の入院はこの震災の日からでした。
津波、地震のニュースを病室のテレビで父と見ながら、
流されて行く人を見ながら、これから病魔と戦う父はどう思って視ているのだろう?と思いました。

被災地訪問の企画は、二か月前から上がっていました。
俺の中ではなるべく早い時期に一度は、と思っていました。
決して冷やかしなどではなく、自分の目で観て、テレビや写真とは違った感じ方をして。
多くの方にも言われました。
被災地を見ても、考え方は人それぞれ・・・・
自分がどう感じて何を思うか・・・・・?
自分には何が出来るのか・・・・・?

個人的に何度か行こうと考えました。
妻とも話して、子供達にも見せたいよね!と。

学校の休みと店の休みなどなかなか都合が合わず、
車で日帰りも考えました。

何せ宮城の海側まで、片道4~5時間は子供には退屈かな・・・・と
どこへ行けば、どんな所が見れるんだろう・・・・・?
わざわざ行って、片づいていたら感じるものも無いのか?

仕事で行かれた方や、ボランティアで行かれた方、お客様で避難されて来た方、
現在、どこへ行けば地元の人に迷惑無く、被災状況を感じられるのか?
いざ行くにも、この新潟でたまに見るTVぐらいでは情報が少なくなって来ています。

先日はバイク屋さんで偶然、南相馬の立ち入り禁止地区から新潟へ避難されて来ている方とお会いしました。
いわきナンバーのハーレーをピカピカに磨いていたその方、
五十歳代くらいでしょうか、
今年に入って、やっと愛車のハーレーを持ってこられたとか。
他にもバイクをお持ちだそうですが、汚染水に濡れたので持ち出せないそうです。
無事に残ったハーレーを大事そうに洗車していました。
避難している現在の家には置き場所が無いと、バイク屋に車庫を借りておられるそうです。
もはや、相馬の自宅での生活は諦めたとか・・・・・
勿論、東電との賠償問題もいまだ何も・・・・・

やはり、一度行かなくてはならない心境になりました。

この企画に乗った初参戦の友人N條氏一人を加えて、いつものメンバーと五人で東北へ向けていざ出発です。
予報通りの寒い雨の日の出発となりました。

朝6時、薄暗い道の駅で二人と待ち合わせ。

降水確率90%
最低気温8度 (>_<)

もう、天気はどうでもいいです!
アホになれば、それもまた楽し!(^_^)v

厚着しすぎの上、雨合羽のダルマ状態で次の待ち合わせ場へ!GO!

決してデブではありません。(*^_^*)

挨拶もそこそこに、次の待ち合わせ関川を目指します。

既に村上からのT樫氏お待ちかね。

最後に大物は登場します。
T橋氏!「イヤー、厚着に手間取って・・・」

さあ、止まっていると暑いです。
ダルマ状態オヤジ五人の旅の始まり!

R113一番寒い新潟~山形県境の小国ではやはり8度、そして雨は止みません。

宮城に向けてのこのルート、今年はすでに3回目。
前回のSUGOサーキットへのスケジュールと同じ、
飯豊道の駅で朝食&作戦会議。
ここで俺から、前回VIBESミーティングに行けなかった三人にサプライズ。
俺の手作り!高価な革のテルテル坊主のお守り進呈(^_^)v

泣いて喜ぶ三人。

御利益あるよ~~~
さあ、朝食食って眠くなる前に、
北へ向かうよ~♪

この日のためにナビを購入したN條氏。
東北道からは頼りにしてるよ!

慣れた道、南陽~山形市~山形道~東北自動車道と軽快に飛ばす五人のオヤジ。
法廷速度で安全に。

菅生SAでは、雨も止み。

長者原SAでは晴れまして、合羽を脱ぐ暖かさ。

みんなの顏から笑みが出てきて、さあ、楽しくなるよ(^O^)

これもテルテル坊主のお蔭という事に!(^_-)!

お昼を食べて、出発

東北道も築舘icまで、
R398を海に向かって、いよいよ被災地です。

高速道路も下道も、とても被災地を思わせる事は無く、

楽しいいつものツーリングの感覚に落ちいっていました。

山間と小さな町を抜けると、仮設住宅、工事地が増えたかと思うと、
いきなり開けた視界の南三陸町。

ガラッと広がった土地に防災庁舎の鉄骨。

その向こうで、重機がいくつも復興作業に 動いていました。

明らかに、建物があっただろう基礎コンクリートや住宅の後・・・・・

図太いまっすぐのはずの鉄骨が痛そうに折れたり、曲がったり・・・・

今、走った道、立っている場所を沢山の家、車、ペットも人も、
どのくらい流されたのか・・・・・

バイクを降りて、みんなの口数も少なく、そして360度見渡すだけ。
見るだけしか今は出来ない。

だれの合図も無く、献花台に向かい手を合わせる。

震災前はどんなだったかなど、全く面影がが残っていない。

次から次へと、マイクロバスや、自家用車、バイクで訪れる人もみな口数が少ない。

そらあそうだろう。
誰だって信じられない事実を見て、改めて生きているありがたさを感じているに違いない。

この防災庁舎の取り壊しになる前に、俺たちがここに来れたのも何かのメッセージなのかもしれないと思った。

テレビや、新聞でよく見た風景は、目で見るとこうなるのか・・・・・

祈りしか出来ないこの地を後にする頃には、日が傾きはじめた。

感じ方、これからの自分そしてこの事をどう家族に伝えようか?
五人とも全員考えながら、南三陸を後にしながら走ったに違いない。

今は静かな海。

新潟を出発してから、休憩取りながらの7時間。

現地では視ただけ、祈っただけだが行けて良かった。
本来なら、地元のどこかに立ち寄り、話も聞いてみたかったがまた次の機会にしよう。

こんなに静かなこの海なのに・・・・・・

日が落ちるのはほんとに早くなった。
出発前日の新聞記事によると、
解体されるらしい、防災庁舎。
前日の新聞記事。

このタイミングで来れたのも、何かのメッセージ。

16時を回るとライトを頼りに走る暗さに、道の確認会議。

仙台市内へ向かう。

時を同じくして、二日前には楽天イーグルスの優勝が決まっています。
森の都は熱いか~~~~

期待して市内に入ったが、森の都はラッシュ時間。
おまけにナビトラブル!
迷っちゃった・・・・(@_@;)

案の定、初めての都に早くも振り回される弾丸オヤジ達 (+o+)
これも旅の醍醐味!
仙台は都会だね。

予定よりも一時間押しで今夜の宿へ。

ここが今夜のテント (^_^)v

さすがにね~
弾丸オヤジでも、この時期のキャンプ場はちょっとご勘弁・・・・・(^_^;)

宴の始まりは、ホテルで聞いたお店へ!
炭火焼肉「ローズガーデン」
http://www.hotpepper.jp/strJ000027613/

乾杯ですかね。

やっぱり牛タンでビールをギュウッとね(*^_^*)

当たりですね。

マスターも気さくで親切。
頼みすぎのオーダーを、丁寧に訂正してくれたり、丁度いいの進めてくれたり。
ローズガーデン、おすすめだわ!
雰囲気良いし、美味いし、肉はデカいし、安いと来たもんだ!
マスター!評判になるよ!

暑いね仙台(^O^)
みんなお気に入りで、「また、来るから覚えててね~」とお姉ちゃん交えて一枚!(*^_^*)v

パシリな俺はみんなのお勘定おごってあげたうえに、
カメラマン・・・・<`ヘ´>

国分町も賑わってまして、もう一軒!

食うね!今回は・・・・

もう日付変わるから寝ようよ・・・zzzz
明日は晴れるよ。

翌朝、
する事があります。

電気系トラブル二台。

チャチャと片付けましたが、N條氏ここまで・・・・・(>_<)
仕事の都合で先に帰らねばならぬ事に。

残念だけど、お見送り。

我々は、せっかくなので帰る前に足を延ばして松島へ。

松島湾は島のお蔭で津波の被害はほとんど無かったと聞きました。

朝ゆっくり出発したおかげで、松島へは車も混み始め、ちょうど良く昼時に「利久」があるわけで。

ハイハイ、みなさん。またまた、ここは俺のおごりですか?(^_^)v
男気!

遊覧船でも乗ろうかと思いきや、
帰りが時間かかるので、
仙台お決まりのお土産買ってね。

さ、帰路です。

山形まではとても暖かく、快晴、昨日と違って紅葉バッチリ綺麗に!



B級グルメはその地その地にあるもので、そら又、食いたくなるっしょ!

新潟に入って小国。
真っ暗&最低気温7度 (>_<)

まだ4時なのに・・・・

グローブの中の指先と、ブーツの中の指先はビリビリ痺れてきます。

最後の別れ道R7のコンビニ、
6時なのに暗すぎて8時かと思うくらいに。

誰だ自分で詰めない程買い物したヤツ?

持ってもらってたお土産受け取って、みんな無事に帰りました。

二日間走ったね。

741km
無事到着。

春までしばらくは市内ウロチョロかな。

もう一回観光にも行きたい仙台。

被災地ももう少し視てみたい東北。

来年の宿題かな。

来週には雪、スタッドレスの用意の天気予報、
ぎりぎりのバイク旅でした。

ご覧の皆様も、現実に起きた震災のつめ跡を
わざわざ視に行く事をお勧めします。
そして何かを感じ、何をすべきか考えましょう。
店長 KIYOSHI

 

 

(2013 年 11 月 7 日 木曜日)

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